老後は 晴耕雨読のはずだった

2020年8月夫が亡くなり、いきなりのお一人様になってしまった。

この所 沈みがち

 夫が亡くなって4ヶ月、ほんとにもう帰ってこないんだって分かってきた。

病院での所謂臨終ですの儀式の時も、

葬儀の時 弔問の方に挨拶していても、

火葬される時も、

全然涙も出ないし、悲しいとか淋しいとか感じなかった。

 

やっと亡くなったってわかって来たのか、昨日から泣けて泣けて。

もっと早く救急車を呼べば助かったのかな。

それより前から、なんか体調悪そうな気はしてた。

でも、いつものことだって見過ごしてた。

無理にも病院に相談すれば良かったのかな。

入院をとても嫌がってて、家にいたいんだよねって知ってたから。

でも、死んじゃったらお終いだったんだよ。

無理にも入院させてたら、死ななくて済んだのかな。

ごめんね。

 

思い返してみると、こじつけかも知れないけど小さなサインがあったんだよね。

亡くなる二、三日前にふっと

これからは、何でも自分一人でやらなくちゃって口から出てて、自分で驚いた。

仏壇の前で、これからは私が見たこと聞いたことここでお父さんに話そうって思ったり。

未だ生きてたのに。

お金の話も今までなら絶対お互いに言わないこと話してたよね。

シャントを見ると私なんかゾワゾワするんだよ、先生に良く見てもらってってお父さんに責任押し付けてた。お父さんだって怖かったんだよね、きっと。

もっと一緒に考えてあげれば何か方法あったのかな。

 

なんか分からない大きな強い流れに乗ってしまった。

望んでない方向に向かっているのは薄々感じながら、

いつもと違うって気づけなかった。

あんまりにも今まで何回も何回も危ないところを助けられて来たから。

 

あと、初盆に来た初めて会ったあのおばさんは、お知らせに来たんだね。

今なら分かるのに、こっちに行ってはダメって。

意味があったんだ。あまりに不自然な出来事だったもんね。

 

なぜか、思い出したこと書いたり、お父さんに謝ったり泣いたりすると少し気持ちが軽くなるんだ。ごめんね。だけどそうしないと、私先へ進めないんだ。